新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大やオリンピック開催、半導体不足といったさまざまな話題があった2021年。
テクノロジー業界でもさまざまな新技術の開発や新たな動きがありました。
そこで、弊誌テクノロジーチャンネルではカテゴリ別で、今年公開した記事のアクセス数をもとにしたランキングを作成しました。今回は“半導体”カテゴリにおいて、2021年にもっとも読まれた記事トップ10をご紹介します。
2021年に読者の注目を集めた半導体カテゴリの話題を振り返ってみましょう。
半導体カテゴリのトップ10は!?
- 1位:2020年の半導体製造装置メーカートップ15、日本勢は7社がランクイン
- 2位:2020年の日本半導体企業売上高ランキングトップはキオクシア - OMDIA調べ
- 3位:ルネサス那珂工場300mmラインで火災が発生、生産を停止
- 4位:ルネサスが那珂工場の火災の詳細を説明、最短1か月での生産再開を目指す
- 5位:ルネサス那珂工場300mmライン火災の火元はめっき装置、原因は過電流と判明
- 6位:2020年の韓国の日本からのフッ化水素輸入額は前年比74%減、韓国報道
- 7位:Samsungが半導体用高純度塩化水素の国産化に成功、超純水国産化も計画か?
- 8位:米商務省、輸出規制リストに日本企業1社と中国企業12社を含む27社を追加
- 9位:TSMCがソニー、トヨタ、三菱と日本でファブを建設か? - 台湾メディア報道
- 10位:2021年版の半導体製造装置サプライヤ顧客満足度ランキング、1位は日本企業
2022年の半導体業界はどうなる!?
2021年は“半導体不足”の話題が世間的な注目を集めましたが、1年を通じたランキングでは半導体企業ランキングやルネサスの工場火災(2021年4月には生産を再開し、6月には生産能力が火災前のレベルまで復旧したことを発表している)、TSMCの日本での工場建設といった話題が関心を集めたという結果となりました。
半導体不足に関連する記事も、単なる半導体そのものが不足しているという話のほか、ピークアウトの時期や半導体製造装置そのものが不足するといった話題も耳目を集め、「供給不足が続く半導体市場、ピークアウトはいつになるのか?」や「半導体不足のみならず、製造装置や素材の不足も顕在化しつつある半導体業界」といった記事がよく読まれていたほか、半導体分野の人気連載“吉川明日論の半導体放談”の第176回「GPUをめぐって展開されるシリコン錬金術」もそういった角度から注目を集める記事となりました。
長引く半導体不足を機に世界的に注目されるようになった半導体業界。2022年はどのような技術、ニュースが出てくるでしょうか。弊誌では2022年も引き続き、最新の業界動向、技術の話題を追いかけます!