阪急阪神ホールディングスグループのIT企業であるアイテック阪急阪神は、来年1月より施行される改正電子帳簿保存法に対応し見積書、注文書、納品書、請求書等の電子データをクラウド上に保存するサービス「SATSAVE(サットセーブ)」を2022年1月1日より開始する。
サービスはクラウドで提供され、改正電子帳簿保存法が定める"文書の真実性及び可視性の確保"の要件を満たし、経理帳票に付随する見積書、注文書、納品書、請求書等の電子データを国税庁が求める要件に沿ってクラウド上に保存。付随する機能として、簡易EDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)機能も搭載、同サービスで保存したデータを取引先に送受信することが可能になり、営業業務や購買業務で発生した帳票の受信と取引先への送信をクラウド上で行える。送られた見積に返信することで、それぞれ「見積」と「注文」のように自動で紐付けを行う文書管理機能なども搭載されており、経理業務の効率化にも寄与する。
セキュリティに関しては、ワークフロー機能でデータの返信前、保管前に複数の目でチェックする機能や、登録書類ごとの参照範囲の制限やユーザーの利用機能範囲を制限する機能などを提供。データの送受信はメール添付不用なのでPPAP対策としても利用できる。なお、サービスは機能により異なるが2GBの容量で基本機能が利用できる「ライトプラン」が月額5,000円、容量が20GBですべての機能が利用できる「スタンダードプラン」が月額20,000円など複数ラインナップを用意。容量500MBで基本機能のみ利用できるお試し版である無料プランも用意されている。