アリババクラウドは12月23日、ゲーム開発スタジオであるJP GAMESと「メタバース」の分野で技術提携したことを発表した。メタバース空間構築技術フレーム「PEGASUS WORLD KIT」のネットワークシステムを構築したことで、先進性の高いサービスを提供できるようになったという。
「メタバース」はコンピュータやインターネット上に構築される3次元仮想空間である。両社は今後について、サービス利用法人が容易にデジタルワールドで新しいビジネスを開拓できるソリューションの開発を共同で進める予定だ。
JP GAMESは「ファイナルファンタジーXV」でディレクターを務めた田畑端氏が立ち上げたゲーム開発スタジオだ。「PEGASUS WORLD KIT」を有しており、アリババクラウドのインフラストラクチャネットワークと組み合わせることで、アリババクラウドのサービスを利用中の法人に対してメタバース構築支援のソリューションを提供する。
サービス利用の例として、メタバース空間を活用した没入感のあるオンラインショッピングスペースや、仮想空間での音楽コンサート・展示会、3Dの物件見学ツアー、バーチャルフィギュアが登場するロールプレイングイベントなどを展開できるようになるようだ。