東京都は、「デジタルツイン実現プロジェクト」として7月に公開したWebブラウザで3D都市モデルや様々なデータを体験できる「東京都デジタルツイン3Dビューア」において、新たに都営大江戸線都庁前駅や上野恩賜公園の点群データなど4つのデータを追加した。
都営大江戸線都庁前駅のスマートフォンLiDAR取得データ、「デジタル上野の杜」プロジェクトの上野恩賜公園点群データ、西新宿エリアにおけるスマートポール取得データ、令和3基準年度、主税局 固定資産税 路線価の4つ。都庁前駅のデータは、「スマートフォンを活用した3Dマップ更新検証」で得られたデータでスマートフォンのLiDAR(Light Detection and Ranging)機能を用いて取得した点群データとメッシュデータ。データは、3Dモデル共有サイト「Sketchfab」や東京都オープンデータカタログサイトでも公開している。
上野公園のデータは、「東京都と大学との共同事業」で実施される「デジタル上野の杜」プロジェクト(東京藝術大学、東京大学と政策企画局の連携)で取得された点群データで西新宿エリアデータは、都が西新宿エリアに試行設置するスマートポール(5Gアンテナ基地局、Wi-Fi及びセンサー等の機能を備えた次世代都市インフラ)から得られた人流及び気象データとなる。「東京都デジタルツイン3Dビューア」は、サイバー空間上に東京都を再現し、そこに都バスや河川、災害情報、都市計画などのデータを表示することができるWebアプリケーション。2021年3月に策定した「『未来の東京』戦略」」にもとづきデジタルツインを推進するために開発されている。