伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は12月22日、医療用センサーを開発するクォンタムオペレーションと、ヘルステックビジネスについて業務提携契約を結んだと発表した。両社はウェアラブル端末で取得したバイタル情報から将来の健康状態を人工知能(AI)が予測するプラットフォームを共同で開発する。

  • バイタル情報を活用して将来の健康状態を予測するプラットフォームのイメージ

CTCが開発するプラットフォームでは、ウェアラブル端末に医療用センサーを搭載し、心拍、呼吸の度合い、血中酸素飽和度のバイタル情報を最短で1秒ごとに取得する。同社は、バイタル情報から将来の健康状態を予測するアルゴリズムを開発する。バイタル情報に加え、外部システムから健康診断や就労に関するデータも取り込む予定で、予測精度のさらに向上させていく。

今後両社は、2023年度のサービス提供を目指して取り組みを進め、同プラットフォームを中心としたエコシステムの構築を検討していく方針だ。