NECソリューションイノベータは12月21日、RPAツール運用時のルーティン業務に対応した「NEC RPA運用ロボットサービス」の提供を発表した。同サービスは、RPAツール運用時の監視やエラー検知などのルーティン業務に対応した運用ロボットで、RPA運用を支援するものだ(対象となるRPAツールはUiPath、2021年12月時点)。

第一弾として、早期に異常検知を支援する「障害監視運用ロボット」と、日々のメンテナンスを支援する「障害予防運用ロボット」を提供する。

障害監視運用ロボットからは、稼働ロボット監視、異常停止ロボット監視、ロングランロボット監視、稼働開始遅延ロボット監視の4タイプが提供される。ロボットを活用することで、RPAでのエラーの発生や長時間稼働などの異常を早期に検知し、各RPAを運用する担当者名や付随情報を記載したメールを運用担当者宛てに送信できる。

  • 「障害監視運用ロボット」のメール配信イメージ

障害予防運用ロボットからは、端末再起動、端末ログイン、ログローテーション(ログ削除)の3タイプが提供される。ロボットを活用することで、RPA稼働端末の負荷を軽減するため、定期的に自動再起動と自動ログインを行うほか、一定期間経過したログ情報を出力先のデータベースから自動削除することが可能だ。

販売価格は、各ロボット1体あたり3万円からとなり、稼働ロボット監視、異常停止ロボット監視、ロングランロボット監視のいずれかをセットにしたお手軽パック(6万9000円)も提供する(いずれも初期費用が別途必要となる)。また、同社は2022年度に、RPAの稼働状況を可視化する「見える化運用ロボット」を提供する予定だ。