ソフトバンクと産業技術総合研究所(産総研)は12月17日、スマートシティなどの次世代デジタルインフラに関して、アーキテクチャーの設計、要素技術の研究開発および社会実装を相互に連携して推進するプロジェクト「未来コア・デジタル技術共創ラボ」を開始したと発表した。

「未来コア・デジタル技術共創ラボ」は、最先端のデジタル技術や、グローバルで通用する次世代デジタルインフラの構築に寄与する研究開発を進め社会実装を目指す。

現実空間と仮想空間をシームレスに融合する基盤の構築に向けて共同研究を実施する「未来コア・デジタル技術連携研究室」を、「未来コア・デジタル技術共創ラボ」内に設置する。

初期の研究テーマとして、3次元空間および空間内での人の移動などを時間的・空間的に把握できる情報基盤(時空間情報基盤)の構築に取り組む。同研究テーマの社会実装を目指すとともに、新たな研究テーマへ発展するような研究開発を進める方針だ。

また両社は、積極的に人材交流をしながら共同研究を行い、将来を見据えたデジタルインフラを担う人材の創出にも取り組む予定とのことだ。