弥生は12月17日、オリックスから米コールバーグ・クラビス・ロバーツ・アンド・カンパニー・エルピー(関係会社およびそのほかの関連事業体を含め、以下、総称して「KKR」)の関係会社に株主が変更になることを発表した。株式譲渡実行日は2022年3月1日の予定。

KKRが運営する投資ファンドが実質的に全株式を保有する投資目的会社と、オリックスの間で取引に関する最終契約が締結されたとのことだ。

弥生の代表取締役社長である岡本浩一郎氏は引き続き同職を続投する。また、同社が展開する業務ソフトウェアおよび関連サービスの開発、販売、サポート事業などは今後も一切変わらず継続するとのことだ。同様に、弥生の子会社であるアルトアが行う与信モデル・融資支援サービス「 LaaS(Lending as a Service)」の開発およびサポートについても変わらず提供を続ける。

KKRはニューヨーク証券取引所に上場する総合資産運用会社だ。運用資産残高は2021年9月末時点で4,590億ドル(約52兆円)に達するという。