Microsoftは現在、Windowsのさまざまなオプション設定のメニューを、従来のコントロールパネルから「設定」アプリに移行しようとしている。この挑戦は5年以上にわたって行われているが、まだ道半ばである、現在はコントロールパネルと設定アプリにオプション設定用の画面が混在している状態だ。そうは言っても、緩やかながらコントロールパネルの終了の日は近づいているとBetanewsは12月16日、「Microsoft continues to deliver death by a thousand cuts to the Control Panel in Windows 11」において伝えた。
Betanewsによれば、Windows 11のInsider Preview Build 22523における修正内容の一部に、「コントロールパネルから設定アプリに設定を持ち込むための継続的な取り組みの一環」として次の2項目が含まれているという。
・コントロールパネルの「プログラムと機能」へのリンクを、[設定]> [アプリ]> [インストールされされているアプリ]を開くように変更
・「更新プログラムのアンインストール」を、[設定]> [Windows Update]> [更新の履歴]の新しいページに移動
現在、インストール済みのアプリを管理する画面は、コントロールパネルの「プログラムと機能」メニューと、設定アプリの[アプリ]> [アプリと機能]の2カ所に重複している。
また、適用済みの更新プログラムのアンインストールは、コントロールパネルの「プログラムと機能」を開いて左のメニューから「インストールされた更新プログラム」のリンクをクリックした先にある「更新プログラムをアンインストール」画面でできるようになっている。それとは別に、設定アプリの[Windows Update]> [更新の履歴]の下の方に「更新プログラムをアンインストールする」という項目が用意されているが、これはクリックするとコントロールパネルの「更新プログラムをアンインストール」画面が開くだけである。
これらのメニューの重複が、現在多くのWindowsユーザーにとって大きな混乱の元になっていることは間違いない。Build 22523では、少なくともアプリの更新プログラムのアンインストールに関しては、そのような混乱を解消できる見込みだ。
Build 22523はWindows InsiderプログラムのDevチャネル向けに2021年12月15日にリリースされた。変更点のリストはWindows Blogの次のエントリにまとめられている。
・Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22523 | Windows Insider Blog