Intelは12月13日(米国時間)、先進運転支援システム(ADAS)ソリューションを手掛ける子会社「モービルアイ(Mobileye)」が、1億個目のEyeQ SoCの出荷を達成したと発表した。
2004年に最初のADAS SoCを出荷してから17年で1億個出荷を達成したことになる。そのうち、直近4年間で、1億個の出荷のうち約60%が出荷されたとしており、年々、その出荷数が増加しているという。
現在、ADAS機能の多くが、高級車のみならず一般大衆車にも搭載されるようになり、MobileyeとIntelでは、そうした各種安全機能の搭載数増加が衝突をはじめとする重大な事故の軽減に寄与しているとし、その一翼を手ごろな価格で実現してきたMobileyeが担っているとする。
なお、IntelとMobileyeは2022年1月に米国ラスベガスで開催される予定の「CES 2022」にて、Intel主席副社長 兼 クライアント・コンピューティング事業本部事業本部長務めるGregory Bryant氏とMobileyeの最高経営責任者(CEO)であるAmnon Shashua氏が講演を行うとしている。
Shashua氏の講演では、コストを抑えながら実現を目指す消費者向け自律走行車(AV)を世界に提供していく仕組みについて解説するとしているほか、最新の半導体チップ技術ならびにレーダー/LiDAR技術の進捗状況なども報告し、車両タイプを問わず世界中のあらゆるユースケースで完全自律運転のソリューションを実現するMobileyeのアプローチを公開する予定だとしている。