ウルシステムズは12月16日、インメモリーデータグリッドを活用して業務処理性能をミリ秒単位まで高速化する、ミッションクリティカルシステム向けの「システム高速化サービス」を開始したと発表した。
同サービスは、複数サーバーのメモリー上で大量のデータを分散管理する技術であるインメモリーデータグリッドを用いて、システムアーキテクチャを再設計することによりミリ秒単位の高速化を安価かつ安全に実現するもの。
株式やFXの売買取引、チケットの予約、インターネット広告のリアルタイム入札など、リクエスト数の増大によりデータベースサーバーがボトルネックとなっているケースを主な適用分野としている。
対象システムの内容を評価・検証する「アセスメント」、その結果をもとに高速化の方針を固める「アーキテクチャ設計」、続いてプロトタイピングを含む「システム構築」の3ステップで構成され、具体的な支援内容は顧客に合わせて最適化するという。