Microsoftから2021年12月の累積更新プログラムの配信が始まった。このところ累積更新プログラムは脆弱性の修正に焦点が置かれることが多く、バグ修正や追加された新機能などについては詳しい情報が公開されない状況が続いている。
今回のWindows 11の累積更新プログラムKB5008215に関しては、「December 14, 2021 - KB5008215 (OS Build 22000.376)」で簡単に説明が行われている。掲載されている内容およびこれまでの発表から明らかになっている主なポイントをまとめると次のようになる。
・「Windows の機能更新プログラムが適用されてから最初の1時間」で自動的に集中モードを有効化する機能をオンに設定
・絵文字の改善(Emoji 13.1のサポート、Fluent 2D絵文字スタイルの導入、辞書アップデート、サポートされた言語における検索機能、絵文字パネルアップデート)
・ファイルエクスプローラにおけるバグの修正
・デスクトップメニューにおけるバグの修正
・Bluetoothボリュームコントロールにおけるバグの修正
・SSDパフォーマンス問題の修正
KB5008215には、上記のページに掲載されていない不具合の修正なども取り込まれている可能性が指摘されている。2021年12月のWindows Updateを適用してWindows 11におけるVPNやインストーラの問題が修正された場合、KB5008215にバグ修正が取り込まれていた可能性がある。