ジェイアール東日本都市開発とパナソニック産機システムズは12月15日、セルフレジ決済型冷蔵・冷凍スマートショーケースを用いて、12月20日より無人販売サービス「EKIPICK MART(エキピックマート)」の実証実験を開始すると発表した。JR総武線船橋駅直結のショッピングセンター「シャポー船橋」の共用通路に同製品3機種4台を設置し、駅ビル内4店舗が提供する洋菓子や寿司、麺類などの商品の無人販売を行う。

  • セルフレジ決済型冷凍・冷蔵スマートショーケース

ショーケースにセルフレジユニットを併設した構造で、セルフレジとショーケース扉の開閉状況がシステム連動することで、扉の閉め忘れや意図しない時間の販売を防止する。交通系電子マネーのカードでロックされている扉が施錠し、商品を手に取った後、扉を閉めることで商品の購入が完了する。

電子マネー、クレジットカード、QRコードなどのキャッシュレス決済も可能。同実証実験では「冷蔵1ドア」「冷蔵2ドア」「冷凍1ドア」の3種類のショーケースを使用する。

無人販売サービス「EKIPICK MART(エキピックマート)」

エキピックマートは、駅ビルの営業時間外でも弁当やスイーツなどの食品を無人販売するサービスとして、さまざまな検証を実施。

2021年6月18日より、シャポー船橋の共用通路にショーケースを設置し、5時30分から24時までパンをセルフレジでキャッシュレスに購入できるサービスの検証をしている。これまでパンを7,000個以上販売しており、駅ビルの営業時間外の売上が50%近くに達し、商品の決済率は99.8%とのことだ。