京浜急行電鉄(以下略、京急電鉄)とアイシンは、京急電鉄の観光型MaaS「三浦COCOON」とアイシンの観光ナビアプリ「Smart Buddy(スマートバディ)」を連携し、混雑を回避し周遊性を高めるためのナビゲーションサービスの提供を12月16日から開始する。
サービスは、「三浦COCOON」と「Smart Buddy」を活用し、三浦半島の9つの観光コースを設定。混雑を避けながら周遊するルート案内を行う。地域のモビリティ提供事業者と連携し、2次交通としてレンタサイクル、電動キックボード、レンタルeバイクなども移動手段に活用される。
今回の連携で活用する京急電鉄の「三浦COCOON」は、三浦半島地域の観光事業者など108団体が組織するエリアコミュニティ「COCOONファミリー」が提供するMaaS(Mobility as a Service)サービスで三浦半島の観光事業者が共通で使用できる予約プラットフォームや「デジタルよこすか満喫きっぷ」などのデジタルチケット機能や決済機能を提供。電車、バス等の公共交通機関だけでなく、レンタサイクルや電動キックボード、カーシェアなど2次交通も含めた経路検索「マルチモーダル経路検索機能」なども便利な機能を搭載している。
アイシンの「Smart Buddy」は、観光ルートを音声や画面表示でナビゲーションするスマートフォンアプリでルート検索やスポットの詳細案内など観光を楽しむための豊富な機能を搭載する。今回のサービス提供は、国土交通省の「令和3年度日本版MaaS推進・支援事業」に分散化・混雑回避事業としても選定されている。ルートや移動手段を変えるだけで旅路の体験は大きく変わるもの。三浦半島の渋滞緩和と観光促進の両立への取組みに期待したい。