キンドリルとGoogle Cloudは12月13日、グローバルな戦略的パートナーシップを発表した。
両社はデータと分析、AI、インフラストラクチャのモダナイゼーションに関する専門知識を活用して、事業の成果を挙げられるよう支援する。
キンドリルの Google Cloud向けマネージドサービスは、インフラストラクチャ上で重要なビジネスシステムの実行を支援し、本部からネットワークエッジまですべてのソリューションにわたってアプリケーションとデータをシームレスに提供するという。
また、キンドリルはGoogle Cloudプレミアパートナーとして、ミッションクリティカルなワークロードを Google Cloud へ移行することを加速するためのケイパビリティーの開発に焦点を当てた「Google Cloud Academy for Kyndryl」を設立。同プログラムは、Google の目標であるGoogle Cloudで4000万人の新規ユーザーをトレーニング目指し、今後は数千の新しい認定資格の取得を予定している。
両社の具体的な取り組みとして、キンドリルのデータマネジメントサービスやGoogle Cloudの分析とAIプラットフォームを統合するケイパビリティーにより、データモビリティーを可能とし、分析を利用してデータとデジタル変換戦略を実現できるよう支援することを計画している。
さらに、キンドリルはERP(企業資源計画)に関する豊富な専門知識を活用してSAPワークロードをGoogle Cloud のグローバルで信頼性の高いインフラストラクチャに移行し、データ分析、AI、機械学習を通じて利用できる洞察を深めることで、ミッションクリティカルなSAPワークロードのGoogle Cloudへの移行を加速するという。
加えて、キンドリルはネットワークエッジでの接続、コンピューティング、分析が可能なほか、拡張のためにGoogle Cloudを使用したマネージドサービスを含む統合された業界ソリューションを作成することを計画。
Google Cloudの分散エッジ、データサービスをキンドリルの実装やマネージドエンタープライズエッジフレームワークサービスと組み合わせることで、洞察を導き出すとともにタスクを迅速に実行し、ビジネスアプリケーション全体を特定の場所で素早く意思決定を行うことを可能としている。