大日本印刷(DNP)とそのグループ会社であるDNPアイディーシステム(IDS)は12月13日、アルコール検査など運転前後の確認業務をリモートで行う「安全管理アプリケーションmamoru」を開発したことを発表した。ネクストリンク社製のアルコール検知器をスマートフォンに接続して使用するもので、2022年春の販売開始を予定している。
飲酒運転の取り締まりを強化するため、2022年4月に道路交通法施行規則が改正される予定であり、自家用車と同じ白地のナンバープレートの車両を保有する、いわゆる白ナンバー事業者も目視によるアルコールチェックが義務付けられる。
2022年10月にはアルコール検知器を使用した確認が必要となることから、両社はスマートフォンにアルコール検知器を接続して短時間でアルコールチェックが可能なアプリケーションを開発したとのことだ。
同アプリケーションは運転前後の確認業務をいつでもリモートで実施できるもので、運転免許証の不携帯や有効期限切れを確認する機能も持つ。また、アルコール測定中の顔写真を撮影することでなりすましを防止する。
センサーには一般的な半導体式ガスセンサー式ではなく電気化学式を採用しており、食事やタバコ、歯磨き粉などによる誤検知を防ぐという。加えて、利用企業が独自で設定した質問項目に「◯」「×」で回答する機能も持つとのことだ。