TIOBE Softwareから、2021年12月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2021年12月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Python 12.90%
2 C 11.80%
3 Java 10.12%
4 C++ 7.73%
5 C# 6.40%
6 Visual Basic 5.40%
7 JavaScript 2.30%
8 Assembly language 2.25%
9 SQL 1.79%
10 Swift 1.76%
11 R 1.58%
12 PHP 1.50%
13 Classic Visual Basic 1.27%
14 Groovy 1.23%
15 Ruby 1.16%
16 Delphi/Object Pascal 1.14%
17 Fortran 1.04%
18 Perl 0.96%
19 Go 0.95%
20 MATLAB 0.92%

2021年12月はPythonが1位で、これにC言語とJava、C++、C#が続いた。Pythonは長期にわたり上昇傾向を、また、CとJavaは下落傾向を続けている。他のプログラミング言語の動向を加味しても、今後しばらくの間は1位Python、2位C言語、3位Javaというランキングが続く可能性がある。

TIOBE Softwareは毎年1月に、前年に最も評価の高かったプログラミング言語にアワードを贈っている。同社は現在の動向として、このまま行くと2021年のアワードはC#が受賞する可能性が高いと指摘した。C#はこの20年の間ずっとトップ10に入っているものの、一度もTIOBE Programming Community Indexのアワードを受賞したことがない。TIOBE Softwareは2022年1月に何が起こるか楽しみにしようとコメントしている。