BlackBerryは12月10日、人工知能(AI)対応のモバイル脅威防御、ユーザー行動のリスク分析、ネットワーク分析技術を採用した、検知・対応マネージド(MDR:Managed Detection Response)サービス「BlackBerry Guard」を日本市場で提供開始することを発表した。
同サービスは、BlackBerryのセキュリティ専門家と同社の子会社CylanceのAIプラットフォームを活用して継続的な防御、検知、対応を実現するサブスクリプション型のマネージドサービス。急増するモバイルフィッシングやマルウェア攻撃、攻撃の伝播のほか、特定の権限のアクセスを許可された従業員や認証情報の漏洩による組織内部の脅威を阻止することが可能。
AIによる機械学習により、企業環境内のマルウェア、ファイルレス攻撃、ユーザーベースの脅威を特定し、攻撃者の一般的な戦術・手法・手順(TTP)に対処して、巧妙な脅威も特定するとしている。24時間365日体制の一貫した監視体制を確立しており、日本時間平日の9時~17時まで日本語による問い合わせに対応している。
CylanceのAIプラットフォームには、顧客企業とアナリスト向けの最新のポータルが採用されており、複数地域のサポートを実現する。同社は今後、モバイルデバイス向けのマルウェア対策製品「BlackBerry Protect Mobile」やゼロトラストネットワークアクセスソリューション「BlackBerry Gateway」、AI活用の行動分析のソリューション「BlackBerry Persona」によって収集されたデータのインサイトを活用し、より広範な防御と企業のエンドポイント・エコシステム全体を幅広く保護し、可視性を向上させるとしている。