東陽テクニカは12月9日、大容量パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」の 100Gbpsに対応するポータブルタイプに関して、従来モデルの体積に比べて50%の小型化を実現したことを発表した。

  • 大容量パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」

    大容量パケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」

主要なイーサネット(1G/10G/40G/100G)をとりこぼしなくパケットキャプチャできる「SYNESIS」は、ポータブルタイプやラック方式など現在17種類のラインナップを持つ、高トラフィックの通信障害解析を目的とした大容量パケットキャプチャ/解析システム。

国内外の通信会社や金融機関、官公庁などでも採用されており、キャプチャされたパケットをレコードし、リプレイするパケットリプレイヤー機能や必要なデータだけをキャプチャするフィルタ・スライス機能など、詳細な分析で監視対象のシステムやネットワークの障害調査に寄与する。

今回、同製品の100Gbps対応ポータブルタイプに関して、50%小型化に成功し(従来品体積比)、可搬性が向上した。同社は、5Gの活用が進むネットワークにおいて可搬性の高い製品を提供することで、速やかな障害解析と高品質ネットワークの実現に貢献していく構えだ。