Intelは12月6日(米国時間)、カメラを用いた衝突防止などをはじめとするADASソリューションを手掛ける子会社「モービルアイ(Mobileye)」について、新たに発行する株式の新規株式公開(IPO)を実施し、2022年中旬に米国での株式上場する意向を発表した。
ただし、Mobileye株式の過半数は引き続きIntelが保有し、IntelとMobileyeは戦略的パートナーとして自動車業界におけるコンピューティングの発展を追求しながら、協働によってさまざまなプロジェクトを継続する予定だとしている。
また、Mobileyeの経営幹部チームは残留する予定としているほか、Intelが最近買収したMoovitならびに、LiDAR/レーダー開発やMobileyeのプロジェクトに携わるIntelの各チームも、Mobileyeの一部として統合される予定だという。
なお、Intelでは、Mobileyeを独立した上場企業とすることで、Intelの株主に対し、Mobileyeの価値を最大限に高め、Mobileyeの成功実績をもとに市場拡大の役割を担うとしており、原則として保有する過半数の持分権について手放すつもりはないとしている。