自動認識ソリューションの開発、販売、運営まで行う総合企業サトーと需要予測型自動発注ソリューションを提供するシノプスは、小売業向けにAIによる値引きの自動計算機能を備えたラベルプリンタを12月24日から提供することを発表した。提供されるラベルプリンタは、サトーの最新IoT搭載ラベルプリンタ「FLEQV(レキューブ) FX3-LX(以下、フレキューブ)」に、シノプスの総菜向け需要予測・自動発注サービス「sinops-CLOUD惣菜(以下略、CLOUD惣菜)」の機能を実装したもの。AIが適切なタイミングで「フレキューブ」の画面にアラートを発し、売り場担当者は該当する総菜のバーコードをスキャンするだけで値引きシールを発行できる。
現在、食品ロス低減のため小売店の総菜売り場では値引きシール発行が必須の業務となっており、その煩雑な作業が現場で大きな負担となっている。従来は両システムを導入している企業でも、「CLOUD惣菜」の発するデータを「フレキューブ」に手入力する必要があったが、今回の協業によりシール発行の通知と機器による発行がシームレスに行えるようになる。
シノプスは、「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ自動発注・在庫最適化ソリューション「sinops」の開発、提供を行っている。代表的なサービスとして小売店向けにリアルタイム在庫管理システム「sinops-CLOUD」、需要予測型 自動発注システム「sinops-R6」や卸売業向けの需要予測型キャッシュ・フロー最適化システム「sinops-W」などを提供している。