三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は12月8日、 Microsoft Teamsでの通話や会議を全自動録音しクラウドで管理するTeams録音サービス「nokos(ノコス)」を、 2022年3月から発売すると発表した。

このサービスは三菱総研DCSが提供するFISC安全対策基準に準拠したマルチクラウドストレージサービス「Dibertas(ディバタス)」と、 ベリントシステムズジャパンの通話録音ソリューション「Verint金融コンプライアンス」により実現したという。

  • サービスの概要図

「nokos」は録音対象として登録したTeamsユーザーの通話や会議をユーザーが意識することなく全自動録音する。これにより、従業員に対する牽制(営業員の対顧客勧誘・説明状況の事後チェックの徹底・NGワードチェック)によるコンプライアンス遵守の徹底を実現できるという。

なお、対象者がその会議に入り録音が開始されると、Teams画面上に「録音が開始されました。」というメッセージが表示される。

端末に専用ソフトウエアの導入が不要なWebUI方式で、日時や録音対象ユーザー名、 ユーザーのグループ化に用いるタグを活用した検索、 再生が可能。

  • 検索再生画面イメージ

同社では、コンプライアンス強化目的での提供を開始し、 将来的にウェブ会議システムZoomの録音や音声分析、 議事録自動作成などの業務効率化ソリューションへの適用を検討するという。