ContractSは12月7日、同社が提供する契約ライフサイクルマネジメントシステム「ContractS CLM」について、Okta Japan(Okta)が提供する7200以上の事前連携アプリテンプレート群である「Okta Integration Network」(OIN)に登録済みのアプリケーションとして、ユーザーのプロビジョニングを可能にするオープン標準規格「SCIM(System for Cross-domain Identity Management)」に対応したことを発表した。
近年は企業が業務で利用するクラウド型アプリケーションの数が急速に増えており、それらを利用するためのユーザーアカウントの従業員への割り当て業務や、退職および部署異動などに伴うアカウント解除業務の負荷がIT管理者の作業時間を圧迫している。また、退職者のアカウント解除漏れによる情報漏洩のリスクも増大している。
今回ContractS CLMがSCIMに対応したことで、アイデンティティ管理と認証の基盤プラットフォームである「Okta Identity Cloud」を利用中のContractS CLM導入企業は、Oktaが提供する「Lifecycle Management」経由でユーザーアカウントのアクセス権を一元管理できるようになる。
これにより、IT管理者の業務負荷を削減するとともにユーザーに必要なタイミングで迅速なアカウントの付与を実現する。ユーザーはSAMLによってシングル・サインオンが可能となるため、スムーズに業務を開始できる。また、アカウント不要時には自動で解除するため解除漏れによるセキュリティリスクを低減するとのことだ。