日本航空(JAL)は12月7日、住友商事およびBellと共に、アメリカ テキサス州フォートワース市にてBellが開発したドローン「Autonomous Pod Transport 70」(以下、APT70)を用いて災害時を想定した飛行実証実験を実施したことを発表した。
APT70には分散された電力推進装置が装備されており、巡航速度時速112キロメートル、最大速度時速160キロメートルで自律飛行可能だ。航続距離は35マイル(約56キロメートル)で、最大積載100ポンド(約45キログラム)までの荷物を輸送できる。
災害時における空を活用した新しい災害対応モデルの構築を目指して、短時間で組み立て可能なドローンを実証に用いたとのことだ。
主な実証内容は、日本国内での実証実験に向けた組み立てや分解などの運用性確認、シミュレーターを用いた操作性の確認、支援物資輸送を想定した飛行性能の調査だ。
JALは同実証を通じて得たドローンの運用ノウハウと調査データを有効活用し、さまざまな用途でのドローン活用を実現するため、各地方自治体とも連携しながら日本での飛行実証実験を目指すとしている。