クリックテック・ジャパンは12月7日、BIプラットフォームであるQlikに関して、Amazon SageMakerの分析コネクタおよびAmazon SageMaker Autopilotとの統合を発表した。
今回の統合により、Qlik Cloudで利用できるアナリティクス機能の幅が広がり、Qlikのアクティブインテリジェンスプラットフォームを介してAmazonのすべての機械学習機能とのシームレスな統合が実現するとしている。
新しいAmazon SageMakerコネクタは、Qlikの高度なデータ統合・アナリティクス戦略の一環として、Qlikのクラウドアナリティクスに直接組み込まれたネイティブでエンジンレベルの統合を実現する。これにより、QlikのアナリティクスエンジンとAmazon SageMakerとの間で直接データをやりとりでき、ユーザーがデータを操作する際に一連の予測データと更新された計算結果をリアルタイムで提供できるという。さらに、Qlik Application Automationを介して提供されるSageMaker Autopilotとの新たな統合により、技術に明るくないユーザーでも独自の予測モデルを作成できるようになり、組織内のより多くのユーザーに予測分析の可能性を届られるとしている。
これらの新しい統合は、高度なアナリティクスとインサイトの自動生成、作成とデータ準備の自動化、自然言語対話のサポート、といった Insight AdvisorによるQlikの既存の Augmented Analytics(拡張アナリティクス)機能をさらに拡大するものだとしている。
Qlikの最高製品責任者であるジェームズ・フィッシャー氏は、 次のように述べている。「機械学習機能を進化させて、より多くの予測的分析や処方的分析を行うことは、企業があらゆるビジネスの瞬間を捉えられるようにする、アクティブインテリジェンスのビジョンの核心部分です。Amazon SageMaker のユーザーは、そのメリットを直接当社の SaaS プラットフォームで享受でき、さらに新たな可能性を得ることができます。この機能は、現在 Qlik AutoML を介して利用できる機能を補完するものであり、完全にオープンで独立したデータプラットフォームを実現するという当社の継続的な取り組みを示すものです。」