USENは12月6日、住信SBIネット銀行と提携して、USENが国内外で提供するキャッシュレス決済サービス「Uペイ」において翌日入金サービスの提供を開始したことを発表した。
「Uペイ」は、決済端末とスマートフォンなどの端末をBluetoothで接続することにより、クレジットカードや電子マネーなどが取り扱いできる決済サービスだ。USENが提供するタブレットPOSサービス「Uレジ」との連携にも対応する。
新型コロナウイルス感染症流行の影響によって、店舗では来店客との接触機会を最小限にする観点からキャッシュレス決済導入の重要性は高まっているが、キャッシュレス決済の利用増加によって発生する資金繰りへの影響が問題となるケースも増えている。
また、飲食店がキャッシュレス決済を導入していない理由として「入金サイクルが遅いのが困る」といった声も上がっているようだ。キャッシュレス決済による売上の場合は、キャッシュレス決済サービス事業者からの入金があるまで資金を得ることができず、仕入れ代金などを店舗が用意しなければいけないといった資金繰りへの影響もあるという。
こうした背景を受けて両社は「Uペイ」について、クレジットカードおよび電子マネーの一部について決済された翌日(土日祝含む)に「Uペイ」加盟店の銀行口座へ入金する「翌日入金サービス」の提供に至ったとしている。同サービスは、住信SBIネット銀行の銀行口座を「Uペイ」の振込口座へ指定することで利用可能となる。