シッピーノは12月6日、同社が提供するECに特化したノーコード開発ツール「TēPs(テープス)」について、複数のネットショップを一元管理できるSaaS型EC Attractions「ネクストエンジン」のユーザーに向けて、「受注伝票の自動分割」「セット商品に起因する明細金額の不整合の自動解消」「数値データの計算」の3機能を新たにリリースしたことを発表した。
「TēPs」は、ECの担当者が自分自身の手で業務に利用できるツールをつくるためのクラウドサービスだ。APIを介して受注管理システムやスプレッドシート、チャットツールなど日々の業務で利用するさまざまな機能またはサービスを組み合わせて、独自の業務自動化ツールを作成できる。
同社は今回の新機能のリリースによって、組み合わせの選択肢が増えたことでより深く幅広い業務に対応できるようになったとしている。
「受注伝票の自動分割」では、あらかじめ指定した任意の条件でネクストエンジンの受注伝票を分割できるようになった。例えば、温度区分が異なる倉庫に保管されている商品が同時に購入された場合に、温度区分ごとに受注伝票を分割する機能だ。
「セット商品に起因する明細金額の不整合の自動解消」では、該当する受注伝票のセット商品の明細を全てキャンセルし、新たに明細を作り直せるようになった。これによって外部倉庫へ出荷依頼をする際に手作業で明細を修正する必要がなくなり、不整合が生じた場合に金額を合わせるための仮商品の設定も不要となる。
「数値データの計算」機能として、数値型のデータを同ツール上で計算し出力や比較などの操作を容易に行えるようになった。商品ごとに容積値を設定しておき、購入された商品の組み合わせによって最も安価な配送方法を自動で選択するなど、数値を扱う作業が効率的に実施できるのだという。