米国半導体工業会(SIA)によると、2021年10月(3か月移動平均)の半導体市場は前年同月比24.0%増、前月比1.1%増の488億ドルとなり、月間売上高としては過去最高を更新したという。
また、地域・国別での見た場合、米州が前年同月比29.2%増、前月比2.6%増の109億8000万ドル、欧州が前年同月比27.3%増、前月比2.8%増の41億2000万ドル、日本が前年同月比23.7%増、前月比1.1%増の38億6000万ドル、中国が前年同月比21.1%増、前月比0.3%増の167億7000万ドル、アジア太平洋/その他が前年同月比22.6%増、前月比0.2%増の130億500万ドルと、いずれも前年同月比、同年前月比ともに増加した。
またSIAは、2021年通年の半導体市場が前年比25.6%増の5530億ドルになるとの世界半導体市場統計(WSTS)の2021年秋季半導体予測を承認したことも明らかにしており、SIAのプレジデント兼最高経営責任者であるJohn Neuffer(ジョン・ノイファー)氏は、「第3四半期までの実績値をもとに、2021年の半導体チップの年間売上高と出荷個数が史上最高に達すると予測されているほか、2022年も緩やかな成長が見込まれる」と述べている。