NECは12月6日、ワークロードや用途・規模に合わせて、映像AI導入と運用管理を行える統合プラットフォーム「NEC Express5800 for MEC」の販売を発表した。同社は「NEC System Orchestration」と併せてプラットフォームを提供し、開発から構築・制御、運用監視、分析までの一連のシステムのライフサイクルをトータルにサポートする。

  • NEC Express5800 for MECの活用イメージ

同プラットフォームからは「AIコンテナ環境セット(Azure IoT Edge)」「AIコンテナ環境セット(NVIDIA EGX)」「AI対応ソリューションセット(AIアクセラレータ(VPU))」の3つの製品が提供される。これらの製品のローカル5G環境での検証を実施しているため、ローカル5G環境でも利用できる。

AIコンテナ環境セット(Azure IoT Edge)と、AIコンテナ環境セット(NVIDIA EGX)は、Azure Cognitive ServicesやNGC catalogなどの汎用AIモデル、ISVのAIソリューションを使い、自らシステムを構築したいユーザーや、AIソリューションの開発者向けの製品だ。

  • NEC Express5800 for MEC AIコンテナ環境セット

AI対応ソリューションセット(AIアクセラレータ(VPU))は、「長時間居座り検知」「不正侵入検知」「人数カウント」「誤侵入検知」などの映像AIを活用したソリューションとセットで提供するもので、映像AIを活用したソリューションをすぐに使いたいユーザー向けの製品となる。

  • NEC Express5800 for MEC AI対応ソリューションセット

販売価格は、AIコンテナ環境セット(Azure IoT Edge)が94万5200円から、AIコンテナ環境セット(NVIDIA EGX)は311万1900円から、AI対応ソリューションセットは215万2600円からとなる。3つのセットのうち、AIコンテナ環境セット(NVIDIA EGX)は2021年12月8日から発売する。

AIコンテナ環境セット(Azure IoT Edge)と、AI対応ソリューションセット(AIアクセラレータ(VPU))は2022年1~3月中に販売の予定だ。