英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は12月2日(英国時間)、新型コロナウイルス感染症治療薬「ソトロビマブ」について、臨床試験(治験)前のデータを分析したところ、新たな変異株「オミクロン株」にも効果がある可能性が示されたと発表した。

これらのデータは、オミクロン株で見つかった主要な個々の変異を有する疑似ウイルステストを通じて得られたもので、変異が生じていても活性を維持する能力が確認されたとしている。

なお、英国医薬品・医療用製品規制庁(MHRA:Medicines and Healthcare Products Regulatory Agency)は12月2日付で、ソトロビマブを新型コロナの重症化リスクの高い患者向け治療薬として承認したことを発表している。