Amazon Web Servicesは11月30日(米国時間)、「AWS Announces New Serverless Options for Three Analytics Services」において、「Amazon Redshift」、「Amazon MSK」、「Amazon EMR」という3つのデータ分析サービスに対して新しいサーバレスオプションを追加したと発表した。
「Amazon Redshift」、「Amazon MSK」、「Amazon EMR」はあらゆる規模のデータを容易に分析することができる分析サービス。今回、この3つのサービスに新しいサーバレスオプションが追加されたことで、基盤となるインフラストラクチャの設定、拡張、管理などを行うことなく大規模データの分析が可能になった。今回追加されたサーバレスオプションの主な特徴は次のとおり。
- Amazon Redshift - 、データウェアハウス・インフラストラクチャをセットアップおよび管理することなく、分析を数秒で簡単に実行およびスケーリングできる
- Amazon MSK - 開発者が容量を管理しなくてもApache Kafkaを簡単に実行できる新しいタイプのAmazon MSKクラスタで、リソースを迅速にスケーリングし、リアルタイムデータの取り込みとストリーミングを簡素化する
- Amazon EMR - クラスターを構成、管理、最適化、または保護することなく、Apache Spark、Hive、Prestoなどのオープンソースのフレームワークを使用して構築されたアプリケーションを実行可能にする
今回導入されたサーバレスサービスの特徴は、利用するにあたって基盤となるインフラストラクチャに関する管理方法などを学習する必要がないという点にある。通常、こうしたスケールアップを図る場合はクラスタやサーバのスケールアップを行う必要があるが、サーバレスオプションを活用することでそうした負担を減らせるという。