ミロク情報サービスは12月1日、電子取引やスキャナ保存、電子契約のための証憑書類をデータセンターに保存可能なクラウドサービス「MJS e-ドキュメントCloud(エムジェイエス イードキュメント クラウド)」の提供を開始すると発表した。2022年1月から義務化が予定されている電子帳簿保存法の改正に対応したもので、12月21日より提供を開始する。
今回提供を開始する「MJS e-ドキュメントCloud」は、電子的に授受した証憑書類の保存に加えて、紙書類のスキャンによる電子化や、AI-OCR機能を用いた読み取りとデータ保存が可能だ。また、保存しているPDFなどの電子書類を検索する機能や、タイムスタンプに改ざんがないかを一括で確認する機能も備えている。
「Galileopt NX-Plus」や「MJSLINK DX」といった同社の他のERPシステムとの連携も可能であり、仕訳にひもづく証憑ファイルの保存にも対応する。将来的には、電子契約サービスのオプション機能による電子契約書類の保存を可能にするなど、企業で発生する書類の電子化をさらに支援する予定だという。
同サービスに保存したデータは国内のデータセンターで管理される。クラウド環境に保持することで事業継続計画(BCP)対策にも有効とのことだ。