IDE(統合開発環境)ツールをリリースしてきたJetBrainsは現地時間2021年11月29日、テキストエディター「Fleet」を開発中であることを公式ブログで発表した。現在は早期リリース段階にあり、本リンクからFleet Explorerプログラムへの参加申請が必要となる。Fleetは「JetBrains IDE」を基盤に各種開発言語への対応や構文ハイライト、コード補完といった機能を備えながらも、IDEとしての利用を想定したテキストエディターである。
具体的には仮想ファイルシステムを利用して、ローカルやリモートにファイルがあるか問わない分散型プロジェクトの実現や、JetBrainsのリモート開発ソリューションである「JetBrains Space」との連携、複数の開発者による共同作業に対応している。同社は「20年におよぶ知識と経験を踏まえ、Fleetの開発に適用した」とIDE開発の知見を投入した旨を公式ブログで強調した。加えて「テキストエディターが必要な方やフル機能を備えるIDEが必要な方、複数の特殊なツールを(必要とする場面を)1つのツールで処理したい方」にFleetの活用を推奨している。