バーチャル空間「oVice(オヴィス)」を開発・提供するoViceは11月29日、ビデオコミュニケーション「Zoom」と、業務提携契約を締結し、oViceから直接Zoomを呼び出せるようにしたと発表した。
「oVice」は、ウェブ上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることでに話しかけられるメタバースで、2020年8月からサービス開始している。料金は1スペース5,500円/月(税込)から。
oViceはこれまでもビデオミーティング機能を搭載していたが、oViceのユーザーへのアンケート(回答者数112件)を行ったところ、8割以上の方が「社外の方とのオンラインミーティングはユーザー数の多いZoomで行うことが多く、Zoomと連携をしてほしい」と回答。これを受けて今回の提携が決まったという。
今後は、Teamsなど他のビデオ会議との連携も考えていくという。
記者会見において、oVice代表取締役 ジョン・セーヒョン氏は、「メタバースはビジネスシーンにおいて大きなインパクトを与え、デジタルトランスフォーメーションが最終的にたどり着く世界だと思っている。今後は『オフィス・メタバース』を定着させるために、オンラインとオフラインがシームレスに連携するために、ハイブリッドな環境を30社ほどと連携し、来年に春までにリリースする。また、ビジネスに必要なさまざまな機能に対応し、ホワイトボード、プロジェクタ、キャビネットなど、家具や家電をサードパーティに提供してもらうことを考えている。それをすることで、それぞれの企業の文化やワークフローに従って、クライアント自らカスマイズできるようになる。今回のZoomさんとの提携もこのエコシステムの観点で行った」と語った。