ドリーム・アーツは11月29日、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB」の最新バージョンに、ビジネス・デジタルツインを実現する「ダイナミック・ブランチ機能」を実装し、12月1日により提供開始することを発表した。

  • 現実世界の業務連鎖・階層化のイメージ図

    現実世界の業務連鎖・階層化のイメージ図

「ダイナミック・ブランチ機能」は、これまで個別のスクラッチ開発でしか実現できなかった領域も、SmartDBを活用してノーコードでの内製化を可能にするもの。SmartDBの標準機能として利用でき、追加料金は発生しない。

業務アプリ/ドキュメント同士での多階層の親子関係を設定、親子関係のある業務アプリ/ドキュメント間での多段参照・集計等の多様なデータ連携、親子関係のある業務アプリ/ドキュメント間での動的な権限制御、複雑で多階層な業務アプリを動的に制御し大規模なデータ運用・管理を自動化——といった中核的な事項により、従来のエンジニアによるスクラッチ開発と煩雑なアプリの運用管理を、極めて容易かつ敏速にノーコードで実現可能となる。

  • 現実世界の業務連鎖・階層化のイメージ図

    SmartDBによる業務デジタル化のイメージ

これにより、現場部門(非IT部門)が主体となった“市民開発”の対象範囲が従来の約3倍にも広がるとしている。同機能の付加価値は、SmartDBの高性能な大企業向けワークフローエンジンやWebデータベース機能と密接に連携させることで実現したという。同社によると、ノーコードツールとしての同機能の実装は世界初とのことだ。

「SmartDB」の利用料金は、500名まで月額500,000円(税別、501名以上は個別見積り)。