MMD研究所は11月25日、「個人の情報セキュリティリテラシーに関する調査」の結果を発表した。予備調査ではスマートフォンを所有する18歳~69歳の男女6,647人、本調査ではスマホ決済利用者332人、Twitter利用者333人、Facebook利用者333人、Instagram利用者331人、LINE利用者の333人が回答。

スマートフォンを所有する18歳~69歳の男女6,647人を対象に、自分のスマートフォンを情報セキュリティの点から見て安心して使用できているかを聞いたところ、「安心して使用できている」が24.3%、「やや安心して使用できている」が55.4%となり、安心して使用できている人は合わせて79.7%となった。

また、自分のスマートフォンで情報セキュリティ対策を行っていることがあるか聞いたところ、「ある」が87.0%、「ない」が13.0%となった。

さらに、利用しているスマートフォンがウイルスに感染した時に現れる兆候を知っていると回答した4,665人に、どのような兆候を知っているかを複数回答で聞いたところ、「身に覚えのない支払い請求が届く」(56.8%)が最も多く、これに「身に覚えのないSMSやメールが送信される」(48.1%)、「インストールした覚えのないアプリがある」(46.3%)が続いた。

そのほか、スマホ決済、Twitter、Facebook、Instagram、LINEの利用者を対象に、利用しているサービスに関する情報セキュリティ対策をしているかを聞いたところ、「対策している」はスマホ決済(n=332)が85.8%と最も多い結果となった。

これに、次にTwitter(n=333)が80.2%、Facebook(n=333)が73.0%と続いた。「対策していない」はInstagram(n=331)が最も多く31.1%、次にLINE(n=333)が28.8%、Facebook(n=333)が27.0%となった。

  • 利用しているサービスにおいて情報セキュリティ対策をしているか 資料:MMD研究所

スマホ決済利用者、Twitter利用者、Facebook利用者、Instagram利用者、LINE利用者に、サービスを利用する中で情報セキュリティ被害に遭ったことがあるかを聞いたところ、「情報セキュリティ被害に遭ったことはない」は各サービス共通して6割以上となり、スマホ決済(n=332)が81.6%と最も多かった。「情報セキュリティ被害に遭ったことがある」は各サービス共通して1割に満たず、その中でFacebook(n=333)が8.7%と最も多いことがわかった。