センシンロボティクスと日本IBMは11月24日、社会や企業インフラのさらなる安定稼働を目指していくため、AIを活用したより高度な保全業務ソリューションの開発に向け、業務連携すると発表した。

両社の導入実績によるスキルや知見を活用し、AIを中心としたITを駆使したデジタル化を推進することで、点検業務をはじめとした保全業務ソリューションの最適化と効率化に着手する。

今回両社は、ドローンをはじめとしたロボットによるデータ取得から管理・分析まで一貫した業務自動化を実現するプラットフォームで、プラントや鉄塔などの点検および管理に数多く利用されているセンシンロボティクスの「SENSYN CORE」と日本IBMの設備保全統合管理システム「IBM Maximo Application Suite」や「IBM Environmental Intelligence Suite」を連携する検証から開始。

  • 連携概要

両社のソリューションを連携することで、人では状況確認が難しい高所や狭所などの領域において、ロボットが取得した網羅的かつ高精度な画像や動画データを設備管理情報と統合でき、後工程のワークフローへの移行業務を自動化することができるという。今後、保全現場での安全性を担保しながら、作業の効率化を推進できる高度なソリューションを開発していく予定。