NordPassは11月23日、世界で使われているパスワードの調査結果を発表した。今年は、世界ランキングTOP200に加え、世界50カ国の人気パスワードTOP200も公開されている。
世界のランキングの第1位は「123456」だったが、日本で使われているパスワード第1位は「password」だった。調査対象50カ国中、「password」が第1位だったのはインドだけで、調査対象50カ国中43カ国において「123456」が第1位だったとのことだ。
日本人が好むパスワードの特徴として、「Qwerty」とその変形版パスワードが特によく使われていることが挙げられている。さらに、キーボードを縦または横方向に叩いて入力できる文字の組み合わせも好まれているという。
また、エンターテインメントも日本人のパスワード選びに重要な役割を果たしている。その例として、「doraemon」、「himawari」(『NARUTO -ナルト-』のキャラクター)などが挙げられている。
その他、自分の名前、「iloveyou」「lovelove」「love」「bubbles」「babygirl1」など、愛情を表す英単語も人気とのことだ。
NordPassは、今回の調査で、よく使われるパスワードの脆弱度が、ハッカーがパスワードを割り出すのにかかる時間と関係していることがわかったと指摘している。日本でよく使われるパスワード200個のうち103個は1秒以内に割り出される可能性があるという。
NordPassは、自分が使っているパスワードが人気ランキングに載っていたら、「オンライン上のパスワードジェネレーターやパスワードマネージャーアプリを利用して、複雑なパスワードを生成すること」「利用中のパスワードをパスワードマネージャーに保存すること」「多要素認証を利用すること」などを勧めている。