インテックとインターシステムズジャパン(インターシステムズ)は11月19日、大阪市立大学医学部附属病院(大阪市大病院)に、病院情報システムのデータを医療情報交換標準規格「HL7 FHIR」に変換・蓄積する医療情報連携プラットフォームを共同で構築したことを発表した。

医療情報連携プラットフォームを導入したことで、臨床研究支援システムとのスムーズなデータ連携が行えるようになった。また、電子カルテなどの病院情報システム内の医療データがHL7 FHIRに標準化され、一元管理できるようになったことで、今後は他のシステムとの連携や新規システム開発も容易に行えるという。

  • 医療情報連携プラットフォームのイメージ図

総合医療機関であり、年間約300件の新規臨床研究も実施している大阪市大病院では、病院情報システムと研究データを管理する臨床研究支援システムのデータ連携が課題だった。

大阪市大病院が構築、運用している臨床研究支援システム「REDCap」にはHL7 FHIRの規格で他のシステムとデータ連携できる機能があったことから、今回のプラットフォーム構築にあたっては、HL7 FHIRに対応していたインターシステムズの医療情報連携プラットフォーム「InterSystems IRIS for Health」が採用され、インテックが構築を行った。