アクセンチュアは11月18日、イーデザイン損害保険が新たに発表した自動車保険サービス「&e アンディー(&e)」について、保険の価値を再定義、ならびに新たな顧客体験の創出に向けた事業計画、業務設計の策定、それらを支えるデザイン設計やAI(人工知能)、IoTやクラウドなどの先端テクノロジーの活用による次世代の保険業界プラットフォームの構築と導入に至るまでの幅広い支援を行ったことを発表した。
「&e」は、デジタルの利便性を最大限に取り入れた新しい保険として開発されたもので、スマートフォンで見積もりから申し込みまで完了できるほか、車両に搭載したIoTセンサが収集した位置情報や運転データによって、万一の事故の報告や車両修理の希望申告も数タップで完結させることを可能としたという。また、IoTセンサや位置情報を組み合わせることで、急ブレーキや急加速などの運転特性を診断してさらなる安全運転を促したり、安全運転をスコア化してポイントを貯めることで、カフェなどで商品に交換したりすることも可能だという。
アクセンチュアでは、開発に際してデジタル体験を基点とした設計支援を行ったとするほか、クラウドファーストのアプローチの採用やAccenture Connected Technology Solutionsの採用によるセキュアな環境のもとの業界の枠を超えたエコシステムとの柔軟なコラボレーションをも可能としたとしている。
なお、アクセンチュアでは、データ、クラウド、AIやIoTをはじめとするデジタル技術と、保険業界の知見を最適に組み合わせることで生み出された次世代の保険プラットフォームを、今後の業界標準として打ち立てていくべく発信を強化していくとしている。