オープンワークは11月18日、退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング 2021」を発表した。同ランキングは、就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」に投稿された「退職者」による評価に限定し、「退職者からの評価が高い企業」を集計したもの。

第1位となったのはマッキンゼー・アンド・カンパニーだ。これに、グーグル、A.T.カーニー、リクルートマネジメントソリューションズ、P&Gジャパンが続いている。

ランキングのトップ3はすべて、 トップ10の半数が外資系企業という結果になった。日系企業と比べ、人材の流動性が高いイメージのある外資系企業だが、「入社理由」の社員クチコミを見ていくと、入社時のキャリアビジョン として、自身の長期的なキャリアの通過点としてその企業を捉えている声が多く見られるという。

同社は、外資系企業においては、自身が求める成長を得られ、次のステップに進むための「ポジティブな退職」であることが、退職後の高評価につながっているのかもしれないと分析している。

今回、官公庁から唯一、経済産業省の外局で、発明や意匠・商標に関する知的財産の管理 や手続きを行う機関である特許庁がランクインした。社員クチコミからは、自身の専門性を発揮できるだけでなく、未経験であっても充実した研修によって専門性を身につけられる点や、 審査官として 7 年以上勤務すると弁理士の資格を取得できる点を評価する声が見られたという。

  • 退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング 2021」 資料:オープンワーク