アサナジャパンは11月18日、ワークグラフのデータモデルに新たなIT機能を追加した「Asana Enterprise ワークグラフ」を発表した。すでに、米国では10月に発表されている。
新機能により、目標を中心にチームの足並みをそろえ、複数のチームやタイムゾーンにまたがるワークフローを調整し、仕事の現状をリアルタイムで可視化する。
ゴール機能の新しいAPIの導入で、SalesforceやPower BIなどのツールから得られるインサイトと目標を連携。目標の自動ステータス更新機能により、手動での作業を行うことなく、チームの目標達成状況をリアルタイムで確認できる。
たとえば、目標をCRMツールのレポートにリンクすれば、セールスチームが商談を成立させると同時に、Asanaで目標が自動的に更新される。
新しいワークフロービルダーはコーディングの知識で、ワークフローを作成できるという。このツールでは、ワークフローの全ステップの構築と自動化が簡単なマウス操作で完了するという。
リリース予定のワークフロービルダーとライブラリを利用し、チーム独自のワークフローを作成できるほか、ワークフローテンプレートをプロジェクトで活用できるという。
すでに機能として提供されていたプロジェクト横断レポートは、プロジェクト全体の予算に対する支出を日、月、年単位で追跡し、チームの進捗状況、予算、インパクトを1つの画面で把握できる。
セキュリティでは、新機能の監査ログAPIでは、不審な活動を監視・追跡でき、企業向け暗号化キー管理 (EKM) により、Asana に保存されているすべての情報に独自の暗号化キーを使用する。
また、SCIMの新機能により、グループのセットアップを自動化し、Okta や Azure AD (近日リリース) と、プロファイルの更新を同期できる。
さらに、近日リリースの企業向け暗号化キー管理 (EKM) 機能では、組織独自のデータ暗号化キーが利用できるようになり、データの使用を制御できるようになるという。