NXP Semiconductorsは、「2021 Ford F-150ピックアップ」、「Mustang Mach-E」、「Bronco SUV」など、米Ford Motorがグローバルに提供するクルマ全般でのドライバー・エクスペリエンス、利便性、サービスなどを向上することに協力したと発表した。

具体的には、Fordの新しい完全ネットワーク接続型車載アーキテクチャ向けに、NXPの車載ネットワーク・プロセッサ「S32G2」ならびに「i.MX 8シリーズ・プロセッサ」が採用されるという。

セキュアな車内ネットワーキングを提供し、ゲートウェイによる迅速なOTA(over-the-air)ソフトウェア・アップデートと新たなサービスの展開を可能にすることが評価されたためだという。

なお、NXPでは車載ネットワークプロセッサ「S32G2」はTSMCの16nm FinFETプロセス技術を用いて2021年第2四半期より量産を始めたとしており、今後、5nmプロセスを用いた高性能化なども検討していくとしている。

  • Ford

    Fordの2021 Ford F-150の外観イメージ