インテックは11月16日、電子帳票システム「快速サーチャーGX」について、2022年1月から施行される改正電子帳簿保存法に対応した新機能として「スキャナ保存」「電子データ保存」を追加したことを発表した。同日より提供を開始する。
同社が提供する「快速サーチャーGX」は、PDF帳票、紙文書、ホストから出力されるスプールデータといった企業内における帳票データを統合管理して、検索や閲覧、印刷に対応する帳票データ活用プラットフォームでだ。オンプレミス版とクラウド版の両方を提供する。
電子帳簿保存法における保存区分は、「帳簿・書類保存」「スキャナ保存」「電子取引データ保存」の3区分である。今回の機能追加によって、このうちの「スキャナ保存」と「電子取引データ保存」が最新のJIIMA認証を取得するという。なお、2022年4月には「帳簿・書類保存」機能を追加予定であり、全ての保存区分に対応するとのことだ。
「スキャナ保存」機能としては訂正履歴管理機能や削除証憑管理機能、データ一括ダウンロード機能を追加する。また、「電子取引データ保存」機能としてはこれらの3機能に加えて、電子取引のデータの取り込みと保存機能を追加する。