ネットワンシステムズは11月12日、マルチクラウド検証施設「Lab as a Service（LaaS）」においてて、コンテナプラットフォームのテスト環境を提供するサービスを開始すると発表した。

DX（デジタルトランスフォーメーション）を実現する中で、アプリケーション開発やインフラ構築においては俊敏性と柔軟性が求められており、それらを実現するためのコンテナテクノロジーの重要性が高まっていることから、同社は新サービスの提供を開始したという。

コンテナプラットフォームを構成する主な製品は以下の通り。

  • コンテナオーケストレーション：Red Hat OpenShift、VMware Cloud Foundation
  • コンテナストレージ (CSIドライバー)：NetApp Trident
  • コンテナロードバランサ：VMware NSX Advanced Load Balancer
  • コンテナモニタリング：Datadog
  • コンテナセキュリティ：Prisma Cloud

  • ネットワンシステムズが提供するコンテナプラットフォームの構成

コンテナプラットフォームでは、LaaSで検証した構成情報を再活用可能なコンテナファイルとして保持できるため、テスト実施時の環境をいつでも再構成することが可能。これにより、利用者自身がテスト用のコンテナ基盤を保持することなく、過去に実施した構成をLaaS上で再現し、検証目的に応じたテストを迅速に実施できるという。

また、LaaSのオンプレミスを含むマルチクラウド環境上で稼働するコンテナプラットフォームは、異なるクラウド環境でも同一操作で運用管理が可能。これにより、単一のクラウドに縛られることなく、クラウドごとの特性を生かしたテストを行い、柔軟な設計や管理運用を実証することができる。