東芝デジタルソリューションズは11月10日、つながる工場の実現とものづくりプロセス全体のマネジメントを強化した ものづくりIoTソリューション「Meister Factoryシリーズ」の新バージョンの提供を開始した。
MeisterFactoryシリーズは「Meister DigitalTwin」「Meister Apps」「Meister IoT」から構成され、製造IoTデータの収集・蓄積・活用を支援するソリューション。
今回、工場間連携機能、基幹データ連携機能、スマートマニュファクチャリング・ダッシュボードの機能を強化している。
工場間連携機能では、「Meister DigitalTwin Connector」(特許出願済)を介して、各工場に分散した生産データをオンラインで収集・結合し、工場を横断した統合管理を可能にした。
基幹データ連携機能では、基幹システムの生産計画や部材入荷計画、在庫や出荷情報などマネジメント向上に必要となる基幹データ連携機能を強化。これにより、経営・マネジメント側で現場のリアルタイムの予実差や、工場横断での生産状況が把握できるようになるという。
スマートマニュファクチャリング・ダッシュボードでは、生産管理の標準指標であるISO22400や、東芝グループのものづくりの高度化に向けた活動の中で定義された“東芝 全社生産KPI”などを参考にしたダッシュボードテンプレートと、これを構成するグラフや表とデータ項目・計算式がセットになったグラフ部品を可視化コンポーネントとして提供する。