日立製作所(日立)の米子会社であるGlobalLogic(グローバルロジック)は11月9日(米国時間)、機能強化したマイクロサービス開発プラットフォーム「Microservices Accelerator」の提供を開始すると発表した。
マイクロサービスとは、複数の規模の小さなサービスを組み合わせて1つの大きなアプリケーションを構成する、一種のソフトウェア開発技法だ。
同社が強化したMicroservices Acceleratorは、ソリューションを繰り返しデリバリーするための構築済み技術「Digital Accelerators」の一部であり、マイクロサービスの導入に必要とされる一般的な非機能要件(Non-Functional Requirements)を実行する拡張可能なモジュールとプロジェクトのセットアップツールを含むソリューション。
今回の強化により、イベントデータを標準的な方法で記述するためのオープンソース仕様「CloudEvents」がサポートされたほか、セキュリティフレームワークがアップグレードし、キャッシュ機能を強化する「ETag」のサポートなどの機能が追加された。
グローバルロジックが強みとしているデジタルエンジニアリングサービスと組み合わせることで、ソフトウェア開発のアーキテクチャであるマイクロサービスのプラットフォームの設計や構成、導入を簡素化・迅速化するとしている。
日立は今後、GlobalLogic買収の一環として、Microservices AcceleratorをはじめとするDigital Acceleratorsの技術を同社のサービスやソリューションに活用していく方針だ。