日立ソリューションズは11月4日、「Microsoft Dynamics 365」と連携し、流通・製造・小売業の現場管理業務の効率化および働き方改革を支援するテンプレート「モバイル端末向け業務テンプレート for Microsoft Dynamics 365」を、11月5日から提供すると発表した。
同テンプレートは、作業員が現場でスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を活用するうえで、利用頻度の高い標準的な機能を実装している。
企業は自由に機能を組み合わせて導入することが可能だ。ビジネスアプリケーション作成ツール「Microsoft Power Apps」をベースに開発されているため、システム担当者やユーザーでも簡単にデータに接続し、アプリケーションを修正することができる。また、同社は独自のトレーニングプログラムも提供し、開発の内製化を支援する。
例えば、小売業においては、店舗の担当者がスマートフォンで簡単に伝票の登録や在庫照会できるようになり、事務処理や手作業の省力化を実現することができる。特定の時間帯に集中しがちな店舗業務の負荷による本部業務への影響も低減することが可能だ。
店舗の担当者はスマートフォンで自店舗の在庫照会を行い、在庫が不足している場合、他店舗の在庫も確認することができるす。他店舗から在庫を移動した場合、担当者は入出荷の処理も端末から行うことができる。