Microsoftは11月4日(米国時間)、「Visual Studio Code October 2021」において、クロスプラットフォームのコードエディタ「Visual Studio Code」(以下、VSCode)の最新版となるOctober 2021 (バージョン 1.62) のリリースをアナウンスした。Microsoftは、VSCodeを毎月1回継続的にアップデートする方針をとっており、October 2021は2021年10月アップデート版となる。
2021年10月におけるアップデートの目玉としては、Webブラウザ版のVisual Studio Codeである「Visual Studio Code for the Web」のプレビュー版が公開されたことが挙げられている。Visual Studio Code for the Webは、Webブラウザから「https://vscode.dev/」にアクセスするだけでVS Codeをできるというもので、バージョン1.62に先行して10月20日に一般公開された。
October 2021におけるその他の主な変更点としては、次の項目が挙げられている。
- 設定エディタのさまざまなアクセシビリティが改善された
- パラメーターヒントで現在のパラメーターをテーマによって強調表示できるようになった
- エディタのブラケットペアのガイドが改良されて見やすくなった
- ブラケットペアを設定でカスタマイズできるようになった
さらに、多数の細かな変更が加えられているほか、さまざまなバグ修正も行われている。また、リリースノートによれば、10月のアップデートではGitHubにあげられているIssueとプルリクエストの解消に焦点を当て、すべてのVS Codeリポジトリで4163のIssueをクローズしたという。
変更点に関するより詳細な情報は、公式サイトのドキュメントおよびアップデート時に表示されるリリースノートを参照いただきたい。VSCodeは次のサイトからダウンロードすることができる。