ブランディングテクノロジーは11月5日、中小企業や地方企業のマーケティング支援を目的として、ブランディング・マーケティング戦略を可視化するツール「ブランディングバンク」をリリースしたことを発表した。
同サービスは、中小企業や地方企業のブランド・マーケティング資産を蓄積し、そのデータをもとにマーケティング戦略を可視化するものだ。企業独自のデータと、業界別のベストプラクティスや顧客リサーチデータと掛け合わせることで、成果につながりやすい戦略を同サービスが提案するという。また、事前に設定されたフレームワークを活用することで、省人化しながらも効率的なマーケティング戦略の立案を支援するとのことだ。
サービスを利用する際には、企業が有するブランド・マーケティング資産のデータを同システムに入力する。システムは入力データと既存顧客3000社から導いた業界別の成功パターンや顧客リサーチデータを掛け合わせることで、成功パターンを導き出す。その後、システムによってフレームワーク活用によってブランド戦略の全体像を可視化したシートを作成する流れだ。
ここで作成したシートを基にして、新たなマーケティング施策を実行し、PDCAを回しながらデータに基づいた顧客接点をさらに最適化することで、データの精度がさらに上がっていくとしている。
近年は、デジタル化の加速に伴って、中小企業や地方企業が戦う市場は特定の地域から全国へと拡大している。しかし、そうした企業においては専門人材やノウハウ、コストの不足といった課題があり、ブランディング・マーケティング戦略を独力で遂行することが困難だったという。こうした背景を受けて同社は、過去に3000社を超える企業のマーケティングに携わってきた知見を活かして、同サービスの提供に至ったとのことだ。